グループ各店のスタッフが2010モデルで富士スピードウェイを激走!販売に先駆けて注目のニューモデルについて試乗インプレッションをお届けします。
2007年で生産中止となり2010年で流行のダークカスタムを盛り込んで復活した新生ワイドグライドは個人的に一番気になっていたモデルです。
何と言ってもフロントまわり!キャスター角34度のスタイルはHD全モデル中もっともフォークが寝ていてチョップドされたストリート系のリア周りによりスラっとした独特のシルエットをつくりだしています。新たにミシュラン製となったタイヤはリア180mmサイズで前後ホイールはリム部分をブラックアウトしています。
以前のモデルより前後1インチローダウンされたサスペンションは1.25インチの極太ハンドルバーと相まってこれでもか!と「ロー&ロング」を主張しています。このまま乗ってもカッコイイ、カスタムしても際限なくカッコイイ・・・。あぁため息が出てしまいます。
試乗車はビビットブラックとレッドホットサングロでしたが「ワイドグライドはフレアーパターンでなきゃ!」という方のために量産タイプとは思えないクオリティのデラックス版もラインナップ。しかも3色とも価格がかわらず200万円ジャストなので正直迷ってしまいます。
跨いでみると足つきの良さとちょうどいい幅のハンドルバーが印象的でした。身長170cmの私ではブーツを履いて少~しひざが曲がるかなというぐらいのステップ位置でしたがこのモデルは色々な意味でこのまま「つっぱって」乗ったほうがカッコイイと思います。
実際に走りはじめると「トミーガンマフラー」からの小気味いい低音の排気音が図太いトルクを使ってのクルージングへと誘ってくれました。アメリカ大陸を感じて決して飛ばすことなくバイブレーションと景色を楽しむ・・・。眺めてよし。走ってよし。ハーレー本来の楽しみ方を改めて教えてくれる1台だと思います。
HD横浜:安田 壮
2010年モデルCVOファミリーに待望のFLHXが登場しました。しかもアメリカ本国と同じ1801cc(110Ci)使用!期待で気持ちも盛り上がります。
まず目を引くのはカスタムペイントされた外観。SPICED RUMというブラウン系の車体色にゴールドのグラフィックペイント。それと18インチのカスタムホイールが合わさり、いかにもアメ車、そしてカスタム車という存在感を放っています。
スタンダードモデルに約70点ものカスタムパーツが装備され、もうこれ以上は必要ない感じに豪華にまとまっています。その中でもメカニックの自分が一押し箇所はシリンダーヘッドに刻まれたスクリーミンイーグルのロゴとハイフロータイプのエアクリーナーです。確実に何かをしでかしそうなエンジンといった感じです。
実際に試乗をしてみると、従来のFLHX同様、ローダウンサス、カスタムシートのおかげにて170cmの自分でも問題ない足つきです。そしてエンジンはというと、恐るべし1800ccです。アクセルを開けた瞬間からパワーの差を体感できます。FLHTCUのCVOも試乗する事が出来たのですが、それと比べると、低いポジションと軽い車体、18インチのせいかより速く、アグレッシブな印象を受けました。また気分も盛り上がりついつい飛ばしそうになってしまいます。ブレーキも従来より採用されているブレンボ製ABS付きブレーキにて十分過ぎる制動力があります。
とにかく予想以上の仕様となっていました。いまアメリカにて主流のバガーカスタムを目指す方、他人とは違うものを求める方には是非お薦めのモデルです。
HD世田谷:北山 弘志
普段スポーツスター1200に乗っている私は富士スピードウェイでの試乗にはもってこいのモデルをチョイスしました。
一番のお気に入りはそのスタイルです。2010年モデルは全車種ウィンカーデザインを一新。テールランプもLED化され、より洗練されたスタイルになりました。大きな変更点はありませんが裏を返せば完成しているということ。価格も全車据え置きでコストパフォーマンスも最高に優れていると思います。
全モデル中唯一のセパレートハンドルですがポジションはきつすぎず緩すぎずでスッテップ位置も他のモデルよりタイトに設定されていますが身長165㎝の私にもピッタリとくるものでした。走り始めるとVツインエンジンの鼓動感と吹け上がりに思わずアクセルを捻ってしまいましたが「人馬一体」とはこのことでメーカーいわく「脳と直結したハンドリング」も相まって恐怖感なしにサーキット走行が楽しめました。特に怒涛のトルクを使った上りのコーナーなんて笑みがこぼれてしまうほど気持ちいいですよ。
一見ライディング技術が必要なのでは?と思わせるモデルですが安心して下さい。始めてのオートバイとしてもオススメできる誰にでも優しい「やんちゃ坊主」ですよ。どこにも属さない独特の世界を堪能させてくれるBuellは間違いなく「感動」と「楽しさ」を味わえるモーターサイクルだと思います。
HD横浜:横山 恭介